手のしびれを正しく知って下さい
手や指がしびれる、感覚が鈍い、力が入りにくい——こうした症状で整形外科を受診すると、まず首の骨(頸椎)のレントゲンやMRIを撮られることが多いものです。これは、手や腕を支配する神経が首の骨の間から出ているためです。
確かに首の神経が関係する手のしびれもありますが、実は神経の圧迫以外の理由で手がしびれるケースも少なくありません。原因が一つとは限らないのです。
代々木整体ユニバーサルセンターでは、首だけにとらわれず、肩・腕・手にかけての筋肉や血行の状態まで含めて確認し、しびれの本当の原因を見極めながらアプローチしています。
手のしびれとは何か
手のしびれとは、手や指に生じる「ジンジン」「ピリピリ」といった異常感覚や、感覚の鈍さ、力の入りにくさなどの総称です。しびれる場所や範囲は原因によって異なります。
首の神経が関係する場合は、首から肩、腕を通って特定の指にしびれが現れることが多くなります。一方、手首や肘の部分で神経が圧迫される場合や、肩・首まわりの筋肉が硬くなって血行や神経が影響を受ける場合もあります。
つまり、手のしびれは首だけの問題とは限らず、首から手先までの経路のどこに原因があるかを丁寧に見極めることが大切なのです。
手のしびれの原因
大原因:首・肩・腕まわりの筋肉の過緊張と血行不良
手のしびれの背景には、首から肩、腕にかけての筋肉の慢性的な過緊張があることが多くみられます。硬くなった筋肉が神経を刺激したり、血行を妨げたりすることでしびれが生じます。骨の変形があっても症状のない人が多いことから、当院ではこの変化可能な筋肉の状態にこそ原因の本質があると考えています。
小原因1:うつむき姿勢・頭部前方位
うつむいた姿勢や頭が前に出た姿勢が続くと、首の後ろや肩の筋肉が過緊張し、神経や血管への影響が出やすくなります。スマートフォンの長時間使用は典型的な要因です。
小原因2:デスクワーク・腕の酷使
長時間のパソコン作業や手・腕を使う作業は、肩・腕の筋肉を疲労させ、しびれにつながることがあります。
小原因3:巻き肩・猫背の姿勢
肩が前に巻き込んだ姿勢では、胸の前で神経や血管が圧迫されやすくなり、腕から手にかけてのしびれを招くことがあります。
小原因4:冷え・血行不良
手先の冷えや血行不良は、しびれや感覚の鈍さを強めます。冷えやすい環境では症状が出やすくなります。
小原因5:ストレス・緊張による筋硬直
精神的な緊張が続くと首・肩の筋肉が硬くなり、神経や血行への影響を通じてしびれを悪化させることがあります。
手のしびれで起こりやすい症状
手のしびれに関連して、次のような症状がみられます。
- 手や指のジンジン・ピリピリした感覚
- 特定の指(親指側・小指側など)のしびれ
- 手や腕の感覚の鈍さ
- 手に力が入りにくい・物を落としやすい
- 首や肩のこり・痛みを伴う
- 腕全体のだるさ
しびれが急に強まる、力が大きく低下する、両手・両足に及ぶといった場合は速やかな医療機関の受診が必要です。当院でもそうした兆候を確認しながら施術にあたっています。
当院の手のしびれへのアプローチ
「首の骨のせいだから仕方ない」と言われても、諦める必要はありません。しびれの多くは、変化させられる筋肉の緊張や血行の問題が関わっています。
当院では、首だけでなく、肩・腕・背骨全体・骨盤までを含めた全身の状態を確認します。カイロプラクティックのSOTで背骨と骨盤の連動を整え、首や肩への負担の偏りを軽減します。鍼灸では首・肩・腕の緊張した筋肉やトリガーポイントにアプローチし、血行と神経の状態の改善を図ります。
あわせて、うつむき姿勢を減らす工夫、デスク環境の見直し、手や腕を冷やさない対策、首・肩をゆるめる簡単なセルフケアなど、日常生活の改善アドバイスも行っています。
